積水ハウスのシャーウッドを検討する中で、どうしても気になってしまうのがデメリットはあるのか?という事だと思います。
一生に一度の大きな買い物で後悔したくないからこそ、価格の高さや「冬は寒い」といった評判の真偽については、契約前に徹底的に調べておきたいところですよね。
誰もがマイホーム計画中には、良い面ばかりでなく悪い面もしっかりと把握したいと思うのは当然のことです。
そこで、この記事では、積水ハウスのシャーウッドにあるデメリットの実態と、それでも選ぶ価値があるのかについて詳しく解説していきます。
この記事のポイント
- シャーウッド独自構造によるリフォーム制限とメンテナンス費用の実態
- メーターモジュールが生む建築コスト増加と家具配置の難しさ
- ベルバーン外壁の本当のコストパフォーマンスとメンテナンス性
- 積水ハウスを選ぶことで得られる安心感とデメリットのバランス
積水ハウスのシャーウッドにあるデメリットと後悔の真実
誰もが知るトップブランドである積水ハウスのシャーウッドですが、その完璧に見えるイメージの裏側には、構造や契約上の「制約」が隠されています。
ここでは、実際に検討したり住んだりした際に直面する可能性のある具体的なデメリットについて、深く掘り下げて解説します。
シャーウッドは寒いという評判の真相
「シャーウッドは寒い」という口コミを見かけて、不安に感じている方も多いのかもしれません。

正直にお話しすると、この評判はあながち間違いではありません。
もちろん、昔の家に比べれば暖かいのは間違いありませんが、最近の高断熱住宅(HEAT20 G2やG3レベル)と比較すると、標準仕様のままでは見劣りしてしまうのが現実です。
積水ハウスの標準仕様は、断熱等性能等級5(ZEH基準相当)をクリアしていますが、大開口サッシによる熱損失や、気密性能(C値)を積極的に公表していない点には注意が必要です。
特に木造住宅において気密性は温熱環境を左右する重要な要素ですが、シャーウッドは鉄骨造よりはマシとはいえ、高気密を売りにする工務店(C値0.5以下など)ほどシビアな施工は期待しにくい側面があります。
解決策はあるの?
もちろん、「断熱オプション」を追加することで性能を上げることは可能です。ただし、ただでさえ高い建築費用がさらに上がることになるため、予算とのバランスを慎重に検討する必要があります。
建築費用が高いのはベルバーン代か
シャーウッドの見積もりを見て、「なんでこんなに高いの?」と驚愕するのは通過儀礼のようなものです。
よく言われる「35坪2500万円」というのは、現実的にはかなり厳しいラインだと感じます。
付帯工事や諸経費を含めると、3000万円はおろか4000万円台に突入することも珍しくありません。
このコスト高の要因は、単に建物が良いからというだけではありません。
業界最大手としての莫大な広告宣伝費や研究開発費が、私たちの建築費に上乗せされているという側面は否定できません。

また、契約前の概算見積もりでは標準仕様で計算されていても、いざ詳細を決め始めると、憧れの「ベルバーン外壁」や高断熱仕様にするために数百万円単位のオプション費用が発生し、見積もりが跳ね上がるケースが多発しています。
リフォームできない独自構造の注意点
個人的に最もリスクだと感じているのが、この「将来のリフォーム問題」です。
シャーウッドは「型式適合認定」を受けた工業化住宅であり、その構造はブラックボックス化されています。
独自技術である「MJ接合」や「基礎直接接合」は、一般的な工務店では構造計算ができず、安全性を保証できないため、他社はリフォーム工事を受けられないのです。

他社介入不可のリスク
将来、壁を抜いて間取りを変えたり、窓を大きくしたりしたいと思っても、地域の工務店には断られてしまいます。結果として、リフォームも積水ハウス(積水ハウスリフォーム)に依頼せざるを得ず、競争原理が働かないため高額な費用を請求される構造になっています。
階下の足音がうるさいと感じる理由
木造住宅である以上、どうしても避けて通れないのが「音」の問題です。
積水ハウスには「シャイド」という高遮音床システムがありますが、それでも鉄骨造のマンションのような静けさを期待すると、入居後にギャップに苦しむことになります。
特に、子供が走り回るような「重量衝撃音」は、木造の構造上下階に響きやすいです。
また、木材の収縮などにより、歩くたびに「ミシミシ」という床鳴りが発生する事例も報告されています。構造上の危険はないものの、高級住宅として建てたのに床が鳴るというのは、住んでいる身としてはストレスになりかねません。
メーターモジュールで後悔する家具配置
積水ハウスは基本的に「メーターモジュール(1グリッド1000mm)」を採用しています。
これにより廊下や階段の幅が広くなり、ゆったりとした空間になるというメリットはあるのですが、実はこれがコストアップと家具配置の悩みの種になります。
一般的な日本の家具や建材は「尺モジュール(910mm)」を基準に作られていることが多いです。そのため、市販のソファやカーテン、ラグなどを置こうとすると、微妙にサイズが合わずに無駄な隙間ができたり、逆に入らなかったりすることがあります。

コストへの影響も甚大
メーターモジュールは尺モジュールに比べて、同じ間取り構成でも延床面積が約20%増加します。住宅価格は面積に比例するため、廊下などの居住スペース以外が広くなるだけで、建築費が自動的に高くなってしまうのです。
積水ハウスのシャーウッドはデメリットを補う魅力がある
ここまで厳しいことも書きましたが、それでも多くの人がシャーウッドを選び、満足して暮らしているのも事実です。
デメリットがあることを理解した上で、それを上回るメリットを感じられるなら、シャーウッドは素晴らしい選択肢になります。
ベルバーン外壁の耐久性とデザイン
シャーウッドを選ぶ最大の理由と言っても過言ではないのが、陶版外壁「ベルバーン」です。
焼き物ならではの重厚感と温かみは、サイディングや吹き付け塗装では絶対に出せない唯一無二の魅力です。
見た目だけでなく、耐久性が非常に高いのも特徴です。
焼き物なので色褪せしにくく、長期間美しい外観を保てます。

ただし、「メンテナンスフリー」という言葉には注意が必要です。板自体は丈夫でも、目地(ガスケット)には寿命があり、20〜30年ごとのメンテナンスは必要になります。
それでも、一般的な外壁材に比べれば塗り替え頻度は少なく、家の顔としてのステータス性は抜群です。
30年保証とメンテナンス体制の強み
積水ハウスの強みは、引き渡し後のサポート体制にあります。
「初期30年保証」や、その後も建物がある限り保証を延長できる「ユートラスシステム」は、長く住み続ける上で大きな安心材料です。
もちろん、これには「指定された有償メンテナンスを受けること」という条件がつきますが、逆を言えば、お金さえ払えば確実に家を守ってくれる仕組みができているということです。

自分で業者を探したり、点検のスケジュールを管理したりするのが面倒な人にとっては、この管理体制は非常に心強いはずです。
倒産リスクの低さとブランドの評判
家を建てたメーカーが数年後に倒産してしまうことほど、恐ろしいことはありません。
その点、業界最大手である積水ハウスの経営基盤の安定性は群を抜いています。
「30年後も会社が確実に存続している」という安心感は、何物にも代えがたいメリットです。
また、「積水ハウスで建てた」という事実は、一種の社会的ステータスにもなります。ご近所や親戚からの評判も良く、資産価値としても評価されやすい傾向にあります。
窓口一本化で管理が楽なメリット
私が思うに、シャーウッドが最も合っているのは「細かいことはプロに任せたい」という方です。
何かトラブルがあったとき、リフォームをしたくなったとき、すべて積水ハウスの窓口一本に電話すれば対応してくれます。
前述したように費用は割高になりますが、業者選びの手間や相見積もりのストレスから解放される「時間と手間の節約」にお金を払っていると考えれば、忙しい現代人にとっては理にかなったサービスだと言えます。
実際に住む人のブログや実例の声
インターネット上には、実際にシャーウッドを建てた施主さんのブログやSNSがたくさんあります。
そこで語られているのは、やはり「高いけれど満足している」という声が多いです。
特に、大開口のリビングからの眺めや、ベルバーンの外観デザインに対する満足度は非常に高い傾向にあります。
一方で、やはり「冬の足元の冷え」や「メンテナンス費用の見積もりに驚いた」というリアルな声も散見されます。
これらの実例は、営業マンからは聞けない貴重な情報源ですので、契約前にぜひチェックしてみることをお勧めします。
積水ハウスのシャーウッドはデメリットより利点が大きい
結論として、積水ハウスのシャーウッドに関するデメリットは、主に「コストの高さ」と「独自構造による制約」に集約されます。
しかし、それらは
- 圧倒的なブランド力
- 盤石なサポート体制
- ベルバーンの意匠性
という大きなメリットの裏返しでもあります。
もしあなたが、「とにかくコスパ重視で性能の良い家を安く建てたい」「将来はDIYで自由に家をいじりたい」と考えているなら、シャーウッドは避けたほうが無難かもしれません。
しかし、「多少高くても安心を買いたい」「面倒な管理は任せて、ステータスのある家に住みたい」と考えているなら、積水ハウスのシャーウッドは、その期待に十分応えてくれる最高のパートナーになるはずです。
デメリットを正しく理解し、許容できるかどうかを家族で話し合うことが、後悔しない家づくりの第一歩です。

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