積水ハウスで鉄骨住宅を検討していると、必ずといっていいほど「イズ・ステージ」と「イズ・ロイエ」のどちらを選ぶべきか迷う瞬間がありますよね。
どちらも積水ハウスが誇る最高級のラインナップですが、カタログを眺めているだけでは、
「具体的に何が価格の差を生んでいるのか」
「自分のライフスタイルにはどちらが合っているのか」
を判断するのは難しいものです。
ネット上では、積水ハウスのイズとイズロイエの違いについて、坪単価の差だけでなく外観の高級感や屋根勾配のルール、さらには冬の断熱性といった性能面での疑問も多く見かけます。
中には、実際に建てた後に後悔したという声や、鉄骨住宅は寒いのではないかという不安を抱えている方も少なくありません。
特に最高級外壁であるダインコンクリートの質感は両モデル共通なだけに、数百万の差額がどこに消えるのかは非常に気になるところです。
この記事では、積水ハウスに興味がある私が、独自の視点で調べ上げたイズ・ステージとイズ・ロイエの決定的な差異を詳しくまとめました。
屋根の形がもたらす法規制への影響や、標準設備のグレード設定、そして気になるコストパフォーマンスの実態まで、これから家を建てる方が自信を持って一歩踏み出せるような情報を発信していきます。
正しい知識を身につければ、きっと納得のいく家づくりができるはずです。
この記事のポイント
- イズ・ステージとイズ・ロイエを分かつ屋根形状とデザインの根本的な違い
- 坪単価の目安と数百万円の価格差が生じる具体的な理由
- 鉄骨住宅で懸念される断熱性能の実態と快適に過ごすための対策
- 敷地条件や予算に合わせて最適なモデルを選ぶための判断基準
積水ハウスのイズとイズロイエの違いを徹底解説
まずは、両モデルを「イズ・シリーズ」として定義づけている共通の魅力と、一見しただけでは分かりにくい細かな仕様の差異について見ていきましょう。
積水ハウスのイズとイズロイエの違いを理解することは、あなたが家に何を求めるかを明確にする作業でもあります。
最高級外壁ダインコンクリートとメンテナンス性

「イズ・ステージ」と「イズ・ロイエ」のどちらを選んでも、積水ハウスの代名詞とも言える最高級外壁材「ダインコンクリート」が標準採用されているという点は大きな安心材料です。
この外壁は、工場で精密に作られるプレキャストコンクリートで、圧倒的な厚みと彫りの深いテクスチャが特徴です。
ダインコンクリートの主なメリット:
- 自然石のような重厚感があり、邸宅としての風格が漂う
- 「タフクリア」塗装により、約30年もの間塗り替えが不要とされる高耐久性
- 耐火性が極めて高く、万が一の火災からも家族を守る堅牢さ
つまり、「イズ・ロイエを選んだからといって外壁のグレードが落ちるわけではない」ということです。
どちらのモデルも、積水ハウス最高峰の「顔」を持つことができます。
ただし、最新のメンテナンス周期については、積水ハウス公式サイトで最新の情報を必ず確認することをおすすめします。
邸宅の風格を左右する屋根勾配と外観の比較
両者の最も決定的な外観の違いは、実は「屋根」にあります。
フラッグシップモデルであるイズ・ステージは、6寸(約31度)という急勾配の屋根を基本としています。この急な角度が、建物全体に圧倒的なボリューム感と、伝統的な「邸宅」としての風格を与えます。
一方、イズ・ロイエは5寸以下の緩やかな勾配や、フラットな屋根(陸屋根)にも対応しています。イズ・ステージが伝統的な美しさを追求する佇まいなのに対し、ロイエはモダニズム建築のような洗練された、現代的な自由さを感じさせるデザインが得意です。

どちらが優れているかというよりも、「どっしりとした威厳を求めるか、都会的な洗練さを求めるか」という好みの差と言えるでしょう。
北側斜線制限への対応力と敷地活用のポイント
デザインの好み以上に重要なのが、土地の法規制との相性です。
イズ・ステージの6寸勾配屋根は高さが出るため、第一種低層住居専用地域などの厳しい「北側斜線制限」に引っかかりやすいという側面があります。
北側の境界線から建物を大きく後退させる必要が生じる場合があり、敷地を最大限に活用するのが難しいケースも考えられます。

敷地条件によるモデル選択の注意点:
- イズ・ステージ:広大な土地や、高さ制限の緩い地域に向いている
- イズ・ロイエ:都市部の狭小地や、斜線制限が厳しい土地でも柔軟に対応可能
その点、屋根形状のバリエーションが豊富なイズ・ロイエは、制限をかわしやすく、限られた敷地面積の中でより広い室内空間を確保するのに非常に適しています。
理想を叶える内装や標準設備のグレード差

内装についても、初期提案の段階でグレード設定に差が設けられています。
イズ・ステージは最高峰モデルとして、床材や建具に「プレミアム」グレードの部材が標準設定されることが多いようです。無垢材のような質感を持つフローリングや、重厚なドアなどが最初から組み込まれているため、高級感を感じやすいのが特徴です。
対してイズ・ロイエは、コストバランスの良い「スタンダード」な提案からスタートすることが一般的です。
とはいえ、これはあくまで見積もりの初期状態の話。
オプションでステージ同等の高級部材を採用することは完全に可能です。
こだわりたい場所だけに予算を集中させることができるのは、ロイエの賢い選び方だと言えるでしょう。
鉄骨住宅の断熱性と寒いという評判の真相
検討中の方が不安に思うのが、「鉄骨住宅は寒い」というネット上の評判ではないでしょうか?
確かに鉄は木に比べて熱を伝えやすいため、構造上の弱点になりやすいのは事実です。
しかし、現在の積水ハウスでは柱や梁を断熱材で包み込む「ぐるりん断熱」を採用しており、外気の影響を抑える工夫がなされています。
実際のところ、イズ・ステージとイズ・ロイエで断熱仕様の基本性能に差はありません。
「ステージの方が暖かい」という声があるのは、ステージを建てる施主さんは予算に余裕があり、床暖房や最高級の断熱オプションをフル装備にする傾向があるからだと考えられます。
モデルに関わらず、鉄骨住宅の快適さを左右するのは「設備の充実度」なのです。
詳しい評判や断熱性については、こちらの記事も参考にしてみてください。
建ててから後悔しないための窓と断熱の対策
快適な住まいを実現するために私が重要だと思うのは、モデル選びよりも「開口部の性能」への投資です。
家の熱の大部分は窓から出入りするため、標準のサッシから「樹脂サッシ」や「トリプルガラス」へアップグレードすることが、冬の寒さを防ぐ決定打になります。
また、足元の冷え込みを解消するために、LDKへの床暖房導入も強くおすすめします。

ステージにするかロイエにするかで悩む予算があるなら、ロイエに抑えてその差額で断熱性能を最強レベルに引き上げるという選択肢もあります。これが、住み始めてから「寒い」と後悔しないための最も現実的な解決策です。
積水ハウスのイズとイズロイエの違いと坪単価の相場
さて、ここからは最も気になるお金の話、つまり積水ハウスのイズとイズロイエの違いを「坪単価」の観点から深掘りしていきます。
2026年最新の市場動向を踏まえた目安を見ていきましょう。
最新データに基づく坪単価の目安と建築費用
昨今の資材高騰の影響もあり、積水ハウスの建築費用は上昇傾向にあります。
私が調査した範囲での一般的な目安は以下の通りです。
| モデル名 | 坪単価の目安 | 40坪の本体価格 |
|---|---|---|
| イズ・ロイエ | 約111万 〜 140万円 | 約4,440万 〜 5,600万円 |
| イズ・ステージ | 約120万 〜 148.5万円 | 約4,800万 〜 5,940万円 |
※数値はあくまで一般的な目安であり、土地条件やオプションにより大きく変動します。正確な見積もりは必ず展示場でのプランニングを通して確認してください。
より詳細な費用シミュレーションについては、以下の記事が参考になります。
数百万円の価格差を生む構造や資材のコスト要因
なぜイズ・ステージの方がこれほど高いのでしょうか。
その大きな理由は「屋根の資材量と施工の手間」にあります。
6寸という急勾配の屋根は、面積そのものが広くなるため、瓦などの屋根材が大量に必要になります。また、それを支えるための鉄骨構造も複雑で強固なものになり、使用される鋼材の量も増加します。
さらに、高い場所での作業になるため足場の設置コストや安全管理の難易度も上がり、職人さんの手間賃も高くなります。
つまり、イズ・ステージの価格プレミアムは単なるブランド料ではなく、その圧倒的な外観を形作るための「物理的なコスト」に裏打ちされていると言えます。
資産価値を高める最高峰ステージのブランド力
一方で、イズ・ステージを選ぶことの最大のメリットは、その圧倒的なステータスと資産価値にあります。
「積水ハウスの最高峰を建てた」という満足感は、何物にも代えがたい誇りとなるでしょう。
中古市場においても、その象徴的な外観は一目で最上位モデルと分かるため、将来的なリセールバリューにおいても有利に働く可能性があります。
予算に十分な余裕があり、土地も広く、何よりも「周囲を圧倒する家を建てたい」という情熱がある方にとって、イズ・ステージは最高の選択肢となります。
それは単なる住宅を超えた、ひとつの芸術品としての価値を持っているからです。
自由な設計が魅力のイズロイエを選ぶメリット

対して、私が個人的に合理的で現代的な選択だと感じるのがイズ・ロイエです。
ステージとの価格差である数百万円を、内装のアップグレードや最新設備の導入、あるいは庭の外構費用に回すことができるからです。
イズ・ロイエが選ばれる理由:
- 「ファミリースイート」のような柱のない大空間を実現しやすい
- フラット屋根を選べば、屋上テラスなどの遊び心ある空間が作れる
- 構造の安定感と、コストのバランスが非常に優れている
「中身はステージと同等の高性能に仕上げつつ、自分らしいライフスタイルに合わせて予算を配分したい」という実利派のユーザーにとって、ロイエはまさに理想的な選択肢となってくれます。
35坪程度のリアルな間取り実例に興味がある方は、こちらの記事もどうぞ。
積水ハウスのイズとイズロイエの違いを知り理想の家へ
ここまで積水ハウスのイズとイズロイエの違いを多角的に比較してきましたが、いかがでしたでしょうか?
伝統的な威厳とボリュームを重視するなら「ステージ」、現代的な柔軟性とコストパフォーマンスを重視するなら「ロイエ」という構図がはっきりと見えてきたかと思います。
どちらを選んだとしても、ダインコンクリートという最強の外壁に守られた住まいは、あなたと家族に最高の安心感をもたらしてくれるはずです。
大切なのは、数字上のスペックに惑わされず、あなたがその家でどのような毎日を過ごしたいかを想像することです。
迷ったときはぜひ展示場へ足を運び、それぞれの屋根が生む「影の落ち方」や「空間の広がり」を肌で感じてみてください。
最終的な判断に迷う場合は、専門の設計士に相談し、敷地に最適なプランを提案してもらうことを強く推奨します。

あなたの家づくりが、最高の結果になることを心から応援しています。


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