日本で家を建てるなら、一番気になるのは地震への強さですよね。
積水ハウスの耐震性について調べていると、鉄骨造のダイナミックフレーム・システムや木造のシャーウッドなど、独自の技術がたくさん出てきて驚かされます。
実際に震度7クラスの地震が起きたとき、本当に倒壊しないのか、他のハウスメーカーと比較してどうなのかと不安に感じる方も多いはずです。
また、ネット上の評判で「積水ハウスは揺れる」という声を見かけて心配になっている方もいるかもしれません。
この記事では、積水ハウスが誇る耐震等級3の基準や、能登半島地震などの実災害での実績、そして鉄骨と木造それぞれの構造的な特徴について、私自身の視点で詳しく解説していきます。
この記事のポイント
- 積水ハウスが過去の巨大地震で「倒壊ゼロ」を維持している理由
- 鉄骨造の揺れを制御する制震システム「シーカス」の驚きの効果
- 木造シャーウッドが鉄骨並みの強さを実現している科学的根拠
- 「揺れやすい」という噂の真相と、他社と比較した際の優位性
積水ハウスの耐震性の秘密!鉄骨と木造の独自技術
積水ハウスの住まいが、なぜこれほどまでに「地震に強い」と言われ続けているのか?
まずは、その核となる構造技術と、実際の災害で証明された実績から紐解いていきましょう。
震度7でも倒壊ゼロ!積水ハウスの実績と耐震等級3

積水ハウスを検討する上で最も心強いデータが、過去の巨大地震における実績です。
阪神・淡路大震災や東日本大震災、そして記憶に新しい熊本地震においても、津波や地盤崩壊を除けば、積水ハウスの構造躯体が原因での「全半壊ゼロ」という驚異的な記録を公表しています。
積水ハウスの安全基準の考え方
- 建築基準法の1.5倍の強さを持つ「耐震等級3」を標準採用
- 単に硬いだけでなく、繰り返しの余震に耐える「粘り」を重視
- 工場生産による部材の均質化で、現場による品質のバラツキを排除
特に震度7が2回発生した熊本地震では、1回目の地震で耐えても2回目で倒壊してしまう住宅が少なくありませんでした。
そんな過酷な状況下でも倒壊しなかったのは、積水ハウスが「一回の地震に耐える」だけでなく、「住み続けられる性能」を追求しているからだと言えます。
ただし、これは適切な地盤改良や施工が前提ですので、最終的な判断は専門家に相談することをおすすめします。
鉄骨のダイナミックフレームとシーカスの制震効果

積水ハウスの鉄骨造(イズ・シリーズなど)の要となっているのが、「ダイナミックフレーム・システム」です。
この構法は、高強度のC形鋼を柱や梁に使用し、驚くほど広い開放的な空間を作り出しながら、高い耐震性を維持しています。
中でも注目すべきは、独自に開発された制震システム「シーカス(SHEQAS)」です。
シーカスは、地震のエネルギーを熱エネルギーに変換して吸収する特殊なゴムを内蔵したダンパーです。
これにより、建物の揺れを約2分の1に低減させると言われています。
「耐震」で建物を守り、「制震」でダメージを逃がすという二段構えが、内装のひび割れなどの被害も最小限に抑えてくれるのです。
木造シャーウッドの強さを支えるMJ接合と基礎設計
「木造は鉄骨より弱いのでは?」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、積水ハウスの木造ブランド「シャーウッド」はその常識を覆します。
その秘密は、MJ(メタルジョイント)接合システムにあります。

従来の木造住宅は、木材を削って組み合わせるため、どうしても接合部が弱くなりがちでした。
しかし、シャーウッドは、木材を削る量を最小限に抑え、高強度の金物でガッチリと固定します。これにより、地震で大きな力がかかったときでも「引き抜き」や「折れ」に対して非常に強い構造になっています。
まさに「科学的に設計された木造」と言えるでしょう。
基礎ダイレクトジョイントが地震の揺れを逃がす理由
建物がいかに頑丈でも、地面と接する「基礎」が弱ければ意味がありません。
積水ハウスが独自に採用しているのが、「基礎ダイレクトジョイント」という技術です。
これは、基礎コンクリートと柱を直接、頑丈なボルトで連結する仕組みです。

一般的な住宅では「土台」と呼ばれる木材を間に挟みますが、積水ハウスはあえてこれを排除しています。これにより、地震の激しい水平方向の揺れや、柱が浮き上がろうとする力を、ダイレクトに地盤へ逃がすことができるのです。
足元から徹底的に鍛え上げている点に、積水ハウスの誠実さを感じますね。
能登半島地震でも実証された積水ハウスの構造的強さ
2024年に発生した能登半島地震においても、積水ハウスの住宅はその強さを発揮しました。
非常に強い揺れが観測された地域でも、倒壊を免れたオーナーさんの報告が多く見られます。
もちろん、地殻変動などの不可抗力による被害は避けられないケースもありますが、「命を守るシェルター」としての機能は十分に果たされていたようです。
能登半島地震では古い木造住宅の被害が目立ちましたが、これは壁量の不足や接合部の劣化が原因とされています。
シャーウッドのような最新の工業化住宅は、こうした過去の教訓をすべて技術にフィードバックしているため、信頼度が非常に高いのです。
陶版外壁ベルバーンを採用しても耐震性を維持する力
シャーウッドで人気の外壁材「ベルバーン」。
焼き物ならではの美しさと耐久性が魅力ですが、実はかなりの重量があります。
建物が重くなると、物理の法則で地震の揺れ(慣性力)も大きくなってしまうのですが、積水ハウスはあらかじめベルバーンの重さを計算に入れた上で、精密な構造計算を行っています。
重い外壁を支えながらも、耐震等級3を揺るぎなく確保できるのは、やはりMJ接合や強固な躯体があるからこそ。
見た目の美しさと、地震への安心感を高いレベルで両立させているのは見事だと思います。
積水ハウスの耐震性への不安を解消!揺れや他社比較
技術的な話を聞くと安心感が増しますが、一方で「実際に住んでいる人の声」や「他社との違い」も気になるところですよね。
ここからは、検討中の方が抱きやすい具体的な疑問について、一歩踏み込んで解説していきます。
積水ハウスは揺れる?口コミの真相と制震装置の役割

ネットの口コミで「積水ハウスの鉄骨は揺れやすい」という書き込みを見ることがあります。
これを聞くと不安になりますが、実は「揺れること」自体が地震の力を逃がすための構造的な特徴でもあるんです。
鉄骨は木に比べてしなやかに曲がる性質(靭性)があります。
あえて適度にしなることで、ポッキリと折れるのを防いでいるわけです。そこで活躍するのが先ほど紹介した「シーカス」です。しなやかに受け止めた揺れを、シーカスが素早く吸収して止めてくれます。
「揺れる=弱い」ではなく、「揺れをコントロールしている」と捉えるのが正解でしょう。
鉄骨と木造はどっちが強い?耐震性能の違いを比較
「積水ハウスで建てるなら、鉄骨と木造(シャーウッド)どっちが地震に強いの?」という質問をよく受けます。
結論から言うと、どちらを選んでも「耐震等級3」を満たしているため、安全性に優劣はありません。
| 比較項目 | 鉄骨(ダイナミックフレーム) | 木造(シャーウッド) |
|---|---|---|
| 揺れ方の特徴 | しなって力を逃がす(柳のような強さ) | ガッチリと硬く耐える(樫のような強さ) |
| 得意な空間 | 最大7〜8mの超大開口・大空間 | 温かみのある空間と高い断熱性 |
| 制震技術 | シーカス標準(一部除く) | 構造自体の減衰性が高い |
好みのデザインや、どのようなリビング空間を作りたいかで選んでしまって問題ありません。
どちらも積水ハウスの厳しい社内基準をクリアしています。
ヘーベルハウスや住友林業と積水ハウスの耐震工法
競合他社と比較した場合、積水ハウスの立ち位置はどうでしょうか?
例えばヘーベルハウスは重量鉄骨の圧倒的な剛性を売りにしていますし、住友林業は「ビッグフレーム構法」という極太の柱を使ったラーメン構造が特徴です。
積水ハウスの強みは、これらの強豪メーカーと並ぶ耐震性を持ちながら、「デザインの自由度」が非常に高いことです。
「強靭なシェルター」でありながら、大きな窓や吹き抜けを作れるバランスの良さは、業界随一と言えるでしょう。
30年保証と点検で維持される将来の地震への安全性

家を建てた瞬間が最高性能であっても、30年後に劣化していては意味がありません。
積水ハウスは初期30年保証を設けており、定期的な点検を通じて耐震性を維持する体制が整っています。
ただし、保証を維持するためには、指定されたタイミングでの有償メンテナンスが必要になる場合があります。
長期的な維持費についても、あらかじめ担当営業さんにシミュレーションしてもらうのが安心です。
まとめ:家族を守る積水ハウスの耐震性で選ぶ安心の家
ここまで見てきた通り、積水ハウスの耐震性は、単なる数値上のスペックだけでなく、過酷な実震災での実績と、それを支える緻密な技術によって裏打ちされています。
鉄骨のシーカスや木造のMJ接合など、見えない部分にこそ積水ハウスのこだわりが詰まっていました。
地震大国の日本において、家は家族の命を守る最後の砦です。
積水ハウスなら、万が一の時でも「この家なら大丈夫」と思える確かな安心感を手に入れることができるでしょう。

もちろん、敷地条件や予算によって最適なプランは異なりますので、まずは展示場などで、実際の構造部材やシーカスの実物を自分の目で確かめてみることから始めてみてくださいね。
正確な最新情報は、必ず公式サイトやカタログで確認することをお忘れなく!


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