憧れのマイホームを建てるなら、生活感のない洗練された空間で暮らしたいと考える方は多いのではないでしょうか。
特に積水ハウスのホテルライクな注文住宅は、内装や実例の美しさだけでなく、平屋から多層階まで幅広いスタイルに対応できる点で非常に人気があります。
しかし、実際に建てるとなると価格や坪単価がどのくらいになるのか、どのような間取りが最適なのか迷ってしまうこともあるはずです。
この記事では、私が積水ハウスについて調べ尽くした情報をもとに、理想の住まいを実現するためのヒントをお届けします。
この記事のポイント
- イズロイエとシャーウッドで異なるホテルライクのスタイル
- ファミリースイートを活用した開放的なリビングの作り方
- 坪単価や総額の目安と予算を抑えるためのコストの考え方
- 失敗しないために重要なチーフアーキテクトという存在
積水ハウスのホテルライクな注文住宅の種類と間取り
積水ハウスでホテルライクな家を目指す場合、まず知っておきたいのが「商品の選び方」と「空間づくりの概念」です。
単に高級な家具を置くだけでは実現できない、構造そのものを活かした設計思想について、私が魅力を感じたポイントを中心に解説します。
ファミリースイートのリビング実例と内装
積水ハウスの展示場を訪れて最も衝撃を受けたのが、「ファミリースイート」という空間コンセプトです。
これは従来のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)という枠組みを取り払い、大空間の中で家族が思い思いに過ごせるように設計されたものです。
ホテルライクな内装を実現する上で、このファミリースイートは最強の武器になります。
なぜなら、柱や壁などの遮るものが極端に少ない大空間が作れるからです。
例えば、リビングの一角床を下げて「ピットリビング」にし、カーペット敷きのラウンジのようなスペースを作っている実例があります。
壁で仕切らずに段差でエリアを分ける手法は、まさにホテルのロビーそのものです。
ピットリビングの魅力
床を下げることで天井が高く感じられ、包み込まれるような安心感が生まれます。ソファを置かず、段差に腰掛けて過ごすスタイルも人気です。
イズロイエの鉄骨で実現するモダンな空間
もしあなたが、都会的でモダンなホテルライクがお好みなら、鉄骨造の「イズ・ロイエ」が間違いなくおすすめです。
私がこの商品を推す最大の理由は、外壁材である「ダインコンクリート」の存在です。

このコンクリート外壁は、彫りが深く重厚感があり、外観からして圧倒的な高級感を放ちます。
そして鉄骨ならではの強靭な構造により、オーバーハング(建物の跳ね出し)やコーナーサッシといった大胆なデザインが可能になります。
都会のブティックホテルのように、窓をコーナーに配置してパノラマビューを楽しんだり、バルコニーを大きく張り出させてアウトドアリビングにしたりと、自由自在です。
参考:ダインコンクリートの重厚な邸宅実例(ダイヤモンド・オンライン)
シャーウッドの木造で叶えるリゾートスタイル
一方で、アマンリゾーツのような「自然と調和したリゾートホテル」のような雰囲気がお好きなら、木造の「シャーウッド」を選ぶべきです。
シャーウッド専用の陶版外壁「ベルバーン」は、焼き物ならではの温かみと高級感があり、年月が経つほどに味わいが増します。
木造でありながら大開口を実現できるのもシャーウッドの強みですが、私が特に素敵だと感じるのは「現し梁(あらわしはり)」や木目調の天井材を使った演出です。
木の質感を前面に出すことで、緊張感のあるラグジュアリーではなく、リラックスできる癒しのホテルライクが完成します。
玄関やトイレまで統一するインテリアのコツ
リビングだけを豪華にしても、玄関やトイレに入った瞬間に生活感が出てしまうと、ホテルライクな世界観は崩れてしまいます。
私が実例を見て学んだコツは、「素材とトーンの統一」です。
例えば、玄関ホールにはリビングと同じ床材(大判のタイルや無垢材など)を連続して使い、空間の広がりを演出します。
そして、トイレや洗面室といったサニタリースペースこそ、予算をかけてこだわるべきポイントです。ホテルのバスルームを思い出してください。トイレと洗面がガラスで仕切られていたり、間接照明が使われていたりしますよね。
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サニタリーのポイント
- 洗面台は造作、またはLIXIL「ルミシス」のようなフローティングデザインを選ぶ
- 壁紙ではなく、エコカラットやタイルを一部の壁に採用する
- 生活感の出る歯ブラシや洗剤は全て鏡裏収納などに隠す
平屋でも採用したい天井高と照明の演出
最近人気が高まっている平屋ですが、積水ハウスなら平屋でも圧倒的なホテルライク空間が作れます。
その鍵を握るのが「天井高」と「照明計画」です。
積水ハウスの多くの商品では、標準で2.7メートルという高い天井高を実現できます。
さらに、平屋ならではの屋根勾配を活かした「勾配天井」にすれば、開放感は抜群です。照明に関しては、シーリングライト(天井に貼り付く丸い照明)を極力使わず、ダウンライトと間接照明(コーブ照明・コーニス照明)で構成するのが鉄則です。
光の重心を下げることで、夜になるとムーディーなバーのような雰囲気が生まれます。
積水ハウスでホテルライクな注文住宅を建てる価格
さて、ここからが一番気になる「費用」の話です。
素晴らしい提案力がある積水ハウスですが、やはりそれなりの費用は覚悟しなければなりません。
特に2025年現在、資材価格や人件費の高騰が続いているため、コストの考え方についてシビアな視点で深掘りしていきます。
坪単価や総額の目安とコストの考え方
積水ハウスでホテルライクな仕様にする場合、坪単価の目安は120万円〜140万円以上を見ておくと良いでしょう。
これはあくまで建物本体の目安であり、外構費用や諸経費を含めるとさらに上がります。
例えば、30坪〜35坪の広さでホテルライクな家を建てる場合、総額で4,500万円〜5,500万円程度、こだわりを詰め込めばそれ以上になるケースも珍しくありません。
「高すぎる!」と感じるかもしれませんが、ここで重要なのは「将来のメンテナンスコスト」と「資産価値」です。
ダインコンクリートやベルバーンは耐久性が非常に高く、外壁の塗り替え頻度が少なくて済みます。初期費用(イニシャルコスト)は高くても、長く住むほどにお得になる「ライフサイクルコスト」の視点を持つことが大切です。
注意点
上記は2025年末時点での一般的な目安です。敷地条件や採用するオプション(全館空調「エアキス」や太陽光発電など)によって金額は大きく変動します。正確な金額は必ず展示場で見積もりを取って確認してください。
後悔しないためにチーフアーキテクトを選ぶ
ホテルライクな家づくりで絶対に失敗したくないなら、設計担当者は誰でも良いわけではありません。
積水ハウスには「チーフアーキテクト」と呼ばれる、社内資格を持ったトップクリエイターたちが在籍しています。
彼らは、カタログにある間取りをパズルのように組み合わせるのではなく、敷地の光や風の入り方、隣家からの視線などを計算し尽くした上で、想像を超える提案をしてくれます。
「契約前にチーフアーキテクトの同席をお願いする」ことは、少し勇気がいるかもしれませんが、遠慮せずに要望を出してみる価値は十分にあります。空間の質が劇的に変わるからです。
ダイワハウスなど競合他社と比較した違い
ホテルライクな家づくりを検討する際、よく比較対象になるのがダイワハウスの「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」や住友林業です。これらと積水ハウスの違いを整理しておきましょう。
| メーカー | 特徴・強み | ホテルライクの傾向 |
|---|---|---|
| 積水ハウス | 邸別自由設計、外壁の質感(ダイン/ベルバーン)、庭との調和 | モダンからリゾートまで対応。特に「感性」に訴えるデザインが得意。 |
| ダイワハウス | 天井高2.72m、エネルギー吸収型耐力壁 | 大空間のスペック重視。ハード面での強さが際立つ。 |
| 住友林業 | 銘木の使用、ビッグフレーム構法 | 木の質感を最大限に活かした、クラシックまたは和モダンな高級感。 |
スペックだけを見ればダイワハウスも魅力的ですが、積水ハウスは「5本の樹」計画など、庭や外構を含めたトータルコーディネート力に定評があります。
窓から見える緑まで計算されたホテルライクを目指すなら、積水ハウスに一日の長があると感じます。
実例見学で体感するクリアビューデザイン
カタログやネットの画像を見ているだけでは分からないのが、積水ハウスの「クリアビューデザイン」の凄さです。これは、屋内と屋外の中間領域を曖昧にする設計手法のことです。
例えば、リビングの床とテラスの高さを揃えたり、天井の素材を軒下まで連続させたりすることで、窓ガラスが存在しないかのような視線の抜けを作り出します。
これこそが、リゾートホテルで感じるあの開放感の正体です。
ぜひ「住まいの参観日」などのイベントに参加して、実際にこのクリアビューデザインを体感してみてください。
「家の広さは畳数だけでは決まらない」ということが実感できるはずです。
積水ハウスのホテルライクな注文住宅を選ぶ価値
最終的に、積水ハウスでホテルライクな注文住宅を建てることは、単なる贅沢ではなく、「日々の生活の質(QOL)への投資」だと言えます。
慌ただしい日常から帰ってきたとき、心から安らげる美しい空間が待っていることは、何物にも代えがたい価値です。
価格は決して安くはありませんが、最強の構造躯体、普遍的なデザイン、そしてチーフアーキテクトによる提案力は、あなたの理想を現実にするための確かな手段となります。
まずは、自分が「どのようなホテル」に住みたいのかイメージを膨らませ、お近くの展示場でその世界観に触れてみてはいかがでしょうか。


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